工務店・建築業専門のコピーライター小澤です。
ある企業さんにネーミングのご提案をしました。岐阜の建築会社さんです(守秘義務のため、くわしく書けなくてゴメンナサイ)。
担当の方がとても紳士的。もちろんブランドにかける想いも確かなので、張り切って取り組ませていただきました。
ご提案の数は、全部で20案。この数は、お仕事の内容によって変わります。2、3案ってことはほとんどなく、数を多く出すのが流儀でしょうか。名古屋の栄、ファッションビル・ラシックのネーミングプロジェクトに参加したときは、50案以上ご提案したと思います。
話を戻しまして。今回のご提案は、あたらしいブランドのためのネーミングでした。それぞれの案を説明し終えて「さすがプロですね!」と感想。まずは、ひと安心ってとこです。
ちなみにひと時代昔なら、英語の辞書から響きのよい英単語をひろってきただけで成立しました。
時代とともにフランス語、ドイツ語、イタリア語など、多言語からひっぱってくるようになった。ときにはスワヒリ語とか、古語からひろうケースもあるんですよ。
いまは、覚えやすくて、響きもいい。さらに、ひとアイデアあるのが流れのようです。カッコいい響きも大切ですが、お客さんが口にしやすいことも大事ですからね。
さらに社員さん自身も気に入るものでないと、モチベーションもあがらないでしょう。
いまはネットの時代になったので、ちゃんとyahoo、googleで検索して調べないと、同じネーミングが存在することもよくあるケース。私が提案するときは、商標登録されているかどうかも調べるんですよ。
覚えやすくて、響きのいいネーミングって「あ、やっぱりあった」なんてこともありますから。
みなさんが思うよりも、とっても手間のかかるネーミング。でも私は、この作業が楽しいですね。
ひとつ一つのピースを見つけてきては、はめこんで確かめる。まるでパズルのような感覚でしょうか。