工務店・建築業専門のセールスライター&コピーライター小澤です。
見込み客にとって気になるコンテンツであり、信頼獲得に貢献するだけに、必ず掲載しておきたいのが「お客様の声」です。特に高額商品を扱うだけに、工務店・建築会社として「お客様の声」を押さえておきたい要素の一つでもあります。しかし、単純に「お客様の声」を載せればいいというものではありません。
手書きのアンケート画像の注意点とは
たとえば、よく見かけるのが、「手書きで書かれている」アンケートの画像の添付。手書きで書かれているので、「ねつ造」ではない印象を受けること。さらに、画像の添付で済むことから掲載しているようですが、注意が必要です。
しっかりと書きこまれた「お客様」の声なら、何ら問題はありません。しかし、書かれている内容が「親切丁寧で、大変よかったです」程度の内容だと、何がどのように親切なのか不明です。
「お客様の声」を掲載するなら、具体的に伝えること。
上記の場合、伝えるべきは具体的に「どのように親切」だったのかです。せっかく掲載するのであれば、見込み客に対して「こんな丁寧なサービスが受けられるんだ」との印象を与えたいものです。
そこで「お客様の声」を掲載するなら、丁寧にヒアリングしたうえで、コメントとして成立する文章で伝えることをおすすめします。
「お客様の声」の取材&掲載5つのポイント
1.突っ込んで聞く。
「○○工務店さんは、親切丁寧だった」という回答だったとき、曖昧にしないで、突っ込んで聞くことです。どのように親切だったのか。どのようなシーンで、そう感じたのか。具体的なエピソードなど聞けるとベストです。
2.デメリットも書く。
いいことばかり書くと、嘘臭くなるものです。「これ、本当にそうなの?」と思われないためにも、ヒアリングのときはデメリットに関わることも必ず聞きましょう。そのうえで致命的でない限り、コメントとして掲載することです。この場合、デメリットを書いた後に、会社として「どう対処していくか」を、追記しておくこと。そうしないと印象が悪いままになってしまいますから。
3.話を盛らない。
当り前ですが、話を盛ったり、誇張しないこと。お客様が感じたことを、客観的に表現することが大切です。
4.可能な限り「お客様の写真」を掲載する。
顔だしNGない限り、コメントの信ぴょう性を持たせるためにも「お客様の写真」を掲載しましょう。もし、顔出しNGのお客様がいらしたときは、「後ろ姿」「胸元」「手元」だけの撮影を打診してみてください。写真は可能な限り掲載することをおすすめします。
5.お客様の確認を必ず取る。
「お客様の声」の原稿ができたら、ホームページに掲載するまえに、必ずお客様に確認をとること。これも当たり前のことですが、必ず了解を得ないと信用問題に発展します。
どうしても聞きずらいときの対処法
お客様にわざわざ時間をとっていただくのが申し訳ないから…。そんな理由で、工務店・建築会社の中で、お客様の声を聞くことをためらう担当者の方がいらっしゃいます。しかし、お客様はあなたの会社を選んで、建てている訳です。ヒアリングを好意的に受け止めてくださる可能性が高いので、まずはお願いしてみましょう。
・必ず「決め手」を聞く。
ヒアリングだけでなく、アンケートを書いていただく手間と時間がかかるため、お願いしにくい。そんなときは、なぜ自社を選んだのか、「決め手」だけでも必ず聞いておきましょう。「決め手」を聞くことで、工務店・建築会社を選んだ理由がわかります。
「説明が親切丁寧だったから」
「社長さんの人柄の良さを感じた」
「信頼できる職人さんにお願いしたかったから」…。
この「決め手」には、工務店・建築会社の良さや魅力が凝縮されています。もし、さらに突っ込んで聞けるような様子であれば、聞いておくことをオススメします。
さて、いかがでしたでしょうか。ポイントを押さえたうえで「お客様の声」をたくさん掲載していけば、さらに信頼獲得につながります。もし、ご興味があればコピーライター小澤までご連絡ください。適切なアドバイスはもちろん、取材代行まで喜んで承ります。