工務店・建築業専門のコピーライター小澤です。
新築を建てるときに、誰が最終的に決めるのか。家を売る立場からすれば、そんな最終決定者にアプローチをかけたいものです。今回、最終決定者に対する気になる調査を見つけたので、ご紹介しょうと思います。
独自調査を行ったのは、建設業界に特化した基幹システムを開発・販売するエニワンです。対象は、戸建て住宅の建築経験のある既婚男女。家づくりの決定過程について聞いたところ、家づくりの最終決定者は以下のようになったそうです。
[質問] 最終的な決定は妻と夫のどちらでしたか?
「夫」が74.7%
「妻」が25.3%
※調査期間は2月6日から12日まで、1107人に対しアンケートを実施。
さて、いかがでしたでしょうか? やはり予想どおりの結果だと思います。基本、住宅ローンの主債務者である旦那様なので、決定権を持っているのも当然のことでしょう。そうなれば旦那様の気持ちをしっかりとつかみたいところです。
しかし、ここで気を付けたいのが奥様の存在です。「このキッチンは、使い勝手がいいわ」など、主婦目線で細かくチェックするのは奥様が中心になります。いくら旦那様が決定権を持つからといっても、何かと影響するのは、そうした奥様の意見や感想だったりするものです。
だからこそ、打ち合わせでは奥様の気持ちに応えること。同時に旦那様の信頼を獲得できるよう上手にアプローチをかけたいものです。ちなみに今回の調査結果として、以下の内容もありましたのでご紹介しておきます。
「工務店選びの決め手」は、6割近くが「信頼性」と回答。「価格の安さ(18.4%)」「通いやすさ(5.5%)」が続いた。信頼できる工務店の条件として一番に挙げられたのは、「対応が早い(36.0%)」ことで、「過去の施工事例(28.7%)」「情報が見えやすい(23.2%)」 。
やはり住宅購入に向けては、ご夫婦そろって「信頼」を勝ち取ることが先決のようです。