工務店・建築業専門のコピーライター小澤です。
不動産(新築物件)の内覧会、見学会を実施しても、なかなか人が来ない。建築会社、工務店の方々には、つきものの悩みでしょう。そう考えたとき、「内覧会に集客する」と違ったアプローチを視野に入れてみるのもいいかもしれません。
「でも、内覧会の集客以外に、どんな方法があるの? 」
たとえば、新しい手法としてあげられるのが「VR(ヴァーチャルリアリティ)体験」です。「VR」なら、現地に行かなくても、物件を見てもらうことができます。
「現地に来てもらわなくては、意味ないじゃないか!」
当然の考えだと思います。お客様に現地に来て、物件を体験していただき、セールスをかけたい、という気持ちは分かります。しかし、何よりも物件に関心を持ってもらうことを考えたら、疑似体験してもらうのも一つの手ではないでしょうか。それに本当に興味を持ったのであれば、「実際に見にいきたい」と思うのが人間の心理というもの。
「VR体験で、その気にさせられるの?」
意外にも、その気にさせられるようです。事実、物件の「VR体験」として、こんな調査結果があります。マーケティング調査会社マクロミルが発表(2019年2月7日)によると、不動産内覧などでのVR体験で「購入意欲が高まると思う」42%との結果がでています。また、VR体験者の満足度は「満足・やや満足」を合わせ約85%と高く、「リアル」「臨場感」に満足している人が多いこともわかりました。
ちなみに同調査によれば、VRという言葉の認知度は91%。
もう誰もが知っている世の中ですよね。さらに世間を見渡しても、100円均一ショップで視聴VRキットが売られるなど、気軽に見られる環境が整いつつあります。また会社側としても、VRカメラが5万円台で購入できます。本格的に導入している会社が少ないとなれば、先手を打っていち早く導入するのもいいかもしれませんね。