工務店・建築業専門のセールスライター&コピーライター小澤です。
工務店・建築会社にとってチラシは、集客のための重要な媒体の一つです。そこで今回は、チラシで伝えるための基本の基本についてご紹介していきます。
これから書くことを意識されているのであれば、再確認の機会に。意識していない場合は、今後の参考にしていただければ、うれしく思います。
基本1 マイナス四重苦を知ること。
チラシを出せば、無意識のうちに「読んでもらえる」と思いこんでいませんか。実は、この立ち位置を間違えると、チラシの表現が変わってきます。例えば、たまに見かける建築用語が中心の専門的すぎるチラシ。住まいの優れた機能についてアピールしたいのはわかりますが、本当に「読んでもらえている」のでしょうか。
基本、人は「興味ない」「知らない」「読みたくない」「行動したくない」という生き物です。チラシを折り込むとき、このマイナス四重苦を意識していれば、どのように表現すればいいか見えてくるものです。
基本2 商品ではなく「価値」を伝える。
商品を売りたい場合、意識したいのが「価値」を伝えるということです。これは以前の記事でも書いています。
過去記事は、こちら。 ⇒「反応率を上げたいなら「ベネフィットライティング」で書くべし」
売り手は、ついつい自社の商品の良いところをアピールしたいもの。しかし、お客様が求めているのは、その商品から得る「価値」であることを自覚しておきましょう。
たとえば、高気密高断熱住宅の性能を語るのはいいけれど、その家に住んだとき、どのような「快適な生活」が実現できるのか。伝えたい相手がイメージしやすいように、表現する努力が必要です。
基本3 お客様のことをイメージする。
とても当たり前のように思えますが、自社の売上のことが頭にあると、「お客様」という視点を見失うこともあり得ます。だからこそ、しっかりと見込み客のことを意識して、チラシを制作していきたいものです。
どんなお客様に、自社の住まいを届けたいのだろうか。しっかりとペルソナを設定したうえで、適切なアプローチをしていくことが大事といえます。
と、堅苦しいことをかきましたが、もっと簡単に考えればいいと思います。要は「ラブレターを書く気持ち」で、チラシをつくっていけばいいのだけのこと。振り向いてほしい相手は、どんな好みなのか。どんな言葉をかければ、興味をもってもえるのか。安心して、話を聞いてもらえるのか。そう考えていけば、自ずと相手に届くチラシができるのではないでしょうか。
さて、いかがでしたか? 今回はチラシで心がけたい3つの基本ポイントと題して、心構えのような話をしました。お伝えした内容は、チラシでなくても、広告づくり全般に言えることだと思います。ぜひご活用いただければ幸いです。