工務店・建築業専門のコピーライター小澤です。
これだけモノがあふれている時代にあって、どうしたらアナタ(の商品)を選んでもらえるようになるのでしょうか。それを解決するヒントの一つに「ブランディング」があります。
「ブランディング? それって高級ブランドだけのものだろ」。少なくとも、そうイメージされる方も多いでしょう。しかし、「ブランディング」は、高級ブランドだけの専売特許ではありません。
ブランディングとは何か?
では、「ブランディング」とは、一体何物なのでしょうか? さまざまな書籍がある中で、比較的わかりやすい本の中から引用してみましょう。
マーケティングではあらゆる企業、製品をブランドと考えます。要するに、その企業や製品群、製品に対するイメージや認知度の全体がブランドです。
ブランドには階層があります。たとえば、「キリン端麗グリーンラベル」なら
企業ブランド…………………例「キリン」
製品群ブランド………………例「端麗」
製品ブランド…………………例「グリーンラベル」
こうしたブランドをつくりあげることを「ブランディング」と呼び、そのための戦略や方法を「ブランディング・マーケティング」と言います。
高い評価を得たブランドは、それ自体が顧客にとっての価値=ベネフィットです。グッチやプラダと言ったブランドが、製品の種類に関係なく受け入れられるのはそのためでしょう。
ブランディングがうまくいくと、消費者はブランドに強い愛着を感じます。
[18歳からの「マーケティング」の基礎知識 野上愼一著 ]より抜粋
この本においてブランディングとは、企業や製品の「イメージや認知度」をアップさせながら、ブランドをつくりあげることを指すようです。
ブランディングで、強い愛着を感じさせる。
上記にも書いてある通り、ブランディングがうまくいくと、企業や製品に対して「強い愛着」を感じさせることができる。結果的に製品の内容や価格をひっくるめて、納得して買っていただくことになります。
そう考えたとき、現在の企業活動の目標として、ぜひ「ブランディング」を取り入れない手はありません。ますます売ることが困難な時代にあるからこそ、ブランド力を高めていく活動として「ブランディング」が必要だと言えそうです。