新元号「令和」に! どんな時代になるのか楽しみです。

ひとりごと

工務店・建築業専門のセールスライター&コピーライター小澤です。

 

本日4月1日、新元号として「令和(れいわ)」が発表されましたね。私もテレビを見ながら、いったいどんな元号になるか、とても楽しみでした。で、予定の11時30発表から10分くらい遅れでしょうか。いよいよ発表された元号が…、

 

「令和(れいわ)

 

というのを見て、ふーむ。なんかピンとこないな。というのが、正直な私の感想でした(笑)。ただ、その後、「令和(れいわ)について報じているテレビ番組を変えながら、金田一秀穂さんのコメントで印象がかなり変わっていったんですね。ちなみに金田一さんと言えば、お父様に国語学者の金田一春彦博士を持つ、テレビであなじみの言語学者さんです。

 

「令和」には、神のお告げという意味が含まれている。

 

その金田一さんによれば、「令」というのは、古い意味では「神様のお告げ」という意味を持つのだとか。さらに、「皆が仲良く」というニュアンスも含んでいるみたいです。最初、「令」の文字を見たとき、「命令」をすぐに浮かべた私。たぶん、その「命令」のイメージが先あったため、イマイチだと思ったのかな。しかし、「神様のお告げ」だなんて、なかなか神秘的でいいじゃないですか!

 

さらに出典先についての話で、さらに好印象へと変わっていったんですね。その出典先と言うのが、「万葉集」の梅花の歌なのだそう。「万葉集」といえば、8世紀に完成し、さまざまな身分の人が詠んだ4500首以上を収録している日本最古の和歌集ですね。で、実際の歌が、以下の通りです。

 

初春の令月にして

気淑く風和らぎ

梅は鏡前の粉を披き

蘭は珮後の香を薫らす

(『万葉集』梅花の歌)

 

「令和」は、すなわち期待あふれる春の訪れでもある。

 

この歌に対する金田一さんのコメントが、こんな感じでした。「冬から春にかけての気持ちがいい、新しい1年が始まっていく期待感ですよね。新鮮さというんですかね。その表れだろうと思います。引き締まるような神様の言葉が含まれる季節、ということなんだろうと思います」

 

なるほど! 期待感あふれる春の到来ですか! いいじゃないですか! 新元号に変わるのであれば、初々しい気持ちで迎えたいものですよね。それが「神様のお告げで、これから春になって和を保っていこう」という意味合いを持つのであれば、気持ちよく新しい時代を歓迎したくなりますよね。

 

どんな新しい時代になるのか。楽しみです。

さらに金田一さんによれば、「令月というのはおめでたい月。すべての物事を行うのによい月だと。だから、始まりのとってもいい月なんだよということですね。」とのこと。春、めでたい。神さまのお告げ…。いいじゃないですか!

 

正直、先行きの読めない時代になっています。こうした意味を持つ新元号によって、人々の気持ちが良い方へ向かって欲しいな、というのが私の想いです。たかが元号、されど元号。でも、ことばを扱う私としては、ことばに込められた意味が心に影響していくのは間違いないと確信しています。きっと、いい時代になることでしょう。

 

 

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