ひっそりと、私が想っていること。

ひとりごと

どーも名古屋・岐阜のコピーライター小澤です。

 

会社員時代には、おかげさまで知名度のある企業さんの広告に関わることができました。積水ハウスや名古屋三越、PASCO、ホーユー…、いろんな仕事ができて本当に楽しかったですね。

 

私がコピーライターになりたての頃は、こうした企業の広告に関わるのが夢でした。だから、自分が担当できるようになってからは、それこそ全力で取り組む日々。広告が掲載された日には、掲載紙を買ったり、貼りだされた場所まで行ったものです。

 

しかし、人間というのは贅沢なものですね。そうした広告に関わることが増えるごと、当初の新鮮な想いがどんどん薄れていったんです。

 

同時に感じはじめたのが、「そこにある感情は、自己満足ではないか」ということ。知名度のある広告のキャッチコピーを書く。表向きには企業のためだけれど、モチベーションの根本にあるものは「自己満足」でしかないのではないか。そんな気になり始めたんですね。

 

その後、あるきっかけで私は独立してフリーランスに。当然、華やかな世界から遠ざかりました。いまでも知名度のある企業さんの仕事はなくはないですが、基本は地元の個人事業主から中小零細企業さんを相手に活動しています。

 

こうして中小零細企業を相手の仕事では、ポスターや新聞広告などの派手な媒体広告はありません。当然のことながら、地味な作業が多くなっていると思います。

 

でもね、中小零細企業の社長さんと対面で、じっくりと想いに耳を傾けながら、一つひとり言語化していのはいいもんです。どうしたら、その想いを広く伝えることができるのかを考える作業は幸せです。

 

もう、昔のような「自己満足」という気持ちは一切なく、「この社長さんの役に立ちたい」との想いにあふれている感じでしょうか。

 

誰かのために、自分がチカラになれる。もしかしたら、仕事の根本かもしれません。もちろん生活のために働く必要はあますが、それだけでは未来へのモチベーションにはなりません。小さい存在ながら、社会の一部として機能している存在。それが人間の在り方でもあるような気もしています。

 

世の中には、いいサービス・商品を持っているのに知られていない会社があります。非常にもったいないことです。私は魅力を言語化できるスキルがあります。少しでも、そんな会社が世に知られるよう、お役に立ちたいな。と、静かに思うのです。

 

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