あなたにとっての目標は何ですか?

ひとりごと

 

工務店・建築業専門のセールスライター&コピーライター小澤です。

 

工務店・建築会社の経営者の方々は、どんな想いで仕事にかかわっているのでしょうか。もしくは、どんな目標に向かって会社を経営されているのでしょうか。

 

目指す先が何か。それは売上か、企業成長か、地域貢献か…。

 

確実に言えるのは、経営者の数だけ、目標やビジョンがあることです。私に限って言えば、目標の目安を売上といった「数字」にしたら、胸が苦しくなりました。

 

売上目標を達成するために、受注案件や金額が妥当なのか。もっと効率よくするにはどうしたらいいか。儲かる仕事を、もっと取り込まなくてはいけないのではないか…。売り上げ目標を達成したいのだから、利益や効率を優先的に考えるのは当然のことでしょう。でも、どんどん胸が苦しくなっていきました。

 

企業理念らしいものを書いてみた。

そこで、ふと思い立ったのが、企業理念を書いたらどうだろうか、ということ。といっても、覚え書きようなレベルでしたが。実は創業当時も作成しましたが、美辞麗句な内容で役に立たなかった記憶があります。そこで見栄えのいい言葉でなく、腹におちる言葉を考えてみたんです。

 

自分は何のために仕事をしているのか。そう考えて出てきたのが、「人の役に立ちたい」というフレーズです。その根底には、人に貢献したい想いがあったから。しかし、改めて眺めてみるに、なんとまあ平凡で、面白くもなんともない言葉だろう、と思ったものです。

 

しかも、コピーライターが書いたとは思えないレベル。(笑) しかし、そのときは本当に「人の役に立ちたい」と思ったのは、正直なところです。とはいえ、まだ、どうしてもしっくりこない。腹に落ちない感じがします。

 

そこで気づいたのが、私にとっての貢献には「自己犠牲、自己堅持欲」という混ざりものがあったことです。つまり、私は自分を認めてもらう手段として、人の役に立ちたいと思っているんだ。そう感じたのです。

 

さらに、理念らしきものを書き変えてみた。

そこで、つぎに「感動を提供する」に書き変えてみました。するとどうでしょう。今度は自然に納得し、腹に落ちた感覚があったのです。ちなみに「感動提供」といえば、直接的な解釈だと「小説を書いて感動させる」となると思います。

 

しかし、私は小説家ではないし、小説を書く気もありません。私にとっての感動とは、仕事を通じてお客様に「これいいじゃないですか!」と喜んでいたたくこと。さらに、ご発注いただいたお客様はもちろん、その先のエンドユーザーまでも感動させる仕事を目指すことでもあります

 

感動を提供する。

 

なんとまあ、陳腐で、くさーいフレーズではないでしょうか。これもコピーライターが書いたと思えない言葉のレベルだし。しかし、これを書いたことで気持ちが落ち着いたのは正直なところです。私は何のために仕事をしているのか。自分自身、意義が難じられるようになりましたから。

 

経営は、精神論だけでは成立しない?

そして、つぎに頭をよぎったのが、「経営は精神論だけでは成立しないのではないか」ということ。そこで次の図式で、具体的な行動指針や売上目標を立ててみました。

 

「感動提供」→「どのように実現するか」→「その結果、目標額が達成できる」

 

そうしたら、さらに仕事のスタイルが見えてきたんです。ああ、これなら仕事に前向きに取り組めそうだな、とも感じました。理念&売上(数字)。もしかしたら、経営を推進していくためには、大切な組み合わせなのかもしれません。

 

要は、「なんのために仕事をしているか」を明確にすること。

さて、今回は便宜上「理念」という言葉を使いました。よく考えてみれば、ミッションステートメント、指針、ビジョン…、目標に据えおく概念はさまざまです。

 

雑な言い方かもしれませんが、難しいことは考えず、まず「なんのために仕事をしているか」を言語化できればいいのではないか。それを原点として、理念や指針など、書き進めればいいことではないかと感じています。

 

私は発展途上の身分であり、とても経営者と呼べる立ち位置にいるのか怪しいところです。そんな私がもの申していいものか悩ましいですが、自分に対して思ったことを書き連ねただけのとこなのでご了承ください。そして、これから少しずつ未来に向けてのビジョンを固めていきたいと思っています。最後まで読み進めていただき、誠にありがとうございます。

 

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